研修の狙い
ねじの基礎知識とねじの締結設計手法の詳細を事例を使いながら学び、さらに7つの事例を解くことで、ねじ締結設計の詳細の理解を深めてもらいます。これによって、ねじ締結設計の実践力をつけてもらい、他の問題に対して解決出来るようにしてもらいます。
研修の目次
1.ねじの基本
1.1 ねじとは何か
1.2 ねじの働き
1.3 ねじ山の基本寸法
1.4 ねじの基準山形
1.5 ねじ山の種類
2. ねじの力学
2.1 摩擦角
2.2 斜面の原理
2.3 締結トルクと軸力
2.4 ボルト・ナット系のボルト引張定数
2.5 ボルト・ナット系の被締結体の
圧縮ばね定数
2.6 ボルト・ナット系の内外力比
2.7 ボルト・ナット系のへたり係数
2.6 ボルト・ナット系の強度設計
事例1 引張荷重に対するボルトサイズの決定
事例2 締付けトルクに対する軸力曲線
事例3 ボールジョイントのねじ締結設計
事例4 ナットの強度設計
事例5 ボルト・ナット系の締付け線図
3. ねじ締結設計
事例6 ピストンと棒の締結設計
3.1 ねじ締結設計の重要点
3.2 ねじ締結設計手順
3.2.1 使用環境条件の明確化
3.2.2 ねじ概略仕様の検討
3.2.3 基準締付け軸力の検討
3.2.4 内外力比の検討
3.2.5 へたりの検討
3.2.6 静的強度の検討
3.2.7 疲労強度の検討
3.2.8 座面陥没の検討
事例7 高圧燃料ポンプのフランジ取り付け
ボルト締結設計
4. ねじ締付け管理
4.1 代表的なねじ締付け管理法
4.2 トルク法締付け
4.3 回転角法締付け
4.4 トルク勾配法締付け
研修の方式
ウェブ方式(TeamsあるいはZoomを使用)
あるいは 対面方式
研修への参加人数
1人から30人位 相談します。
研修の時間
4時間
実施時間は相談の上、決めます。
研修の費用
4時間研修:25,000円/人
(消費税を含む、交通費を含まず)
ねじの基本と力学

基本と力学について説明
します。
2.ねじの基本では
ねじとは何か?ねじの働き
ねじの基準山形、ねじの種類を
説明します。
3.ねじの力学では
摩擦角、斜面の原理、締結トルクと
軸力、ボルト・ナット系のボルト
引張定数、ボルト・ナット系の
被締結体の圧縮ばね定数、
ボルト・ナット系の内外力比、
ボルト・ナット系のへたり係数、
ボルト・ナット系の強度設計、
締付け線図について説明します。
事例

理解するために7事例を使用して
理解を深めます。
2.各事例は計算式に数値を入れて
間違いの無いように工夫して
います。
ねじ締結設計手順 ピストンと棒の締結

図6に示します。
これらの各手順を図7に
示すピストンと棒の締結の
事例を使いながら詳しく
具体的に説明します。
2.皆さんが他のねじ締結の
設計の機会に、この設計手順を
見ながら、設計をやれるように
工夫しました。
高圧燃料ポンプのボルト締結

共用化のために、ボルトの
下にスペーサを使っていました。
このスペーサの材料は
ステンレス鋼でありましたが
原価低減のためにアルミニウムに
変更出来ないかの検討を
行いました。
2.この検討をねじ締結設計手順に
従い、スペーサがステンレス鋼と
アルミニウムの場合について
検討しました。この事例で
さらにねじ締結設計の理解を
深めます。
ねじ締付け管理方法

トルク法、回転角法、
トルク勾配法について
説明します。
詳細は研修で説明します。
2.費用は25,000円/人
(源泉徴収税、消費税を含む)です。